あれは、Hondaのライフを購入して間もない頃の事でした。娘(当日4歳位)を後部座席に乗せ、母を迎えに行くところでした。
信号待ちで止まり、暫くするとガンッという大きな音と共に前へ強く押し出されました。突然のことに大きな声をあげ、後ろにいた娘の無事をすぐに確認しました。
何がなんだかわからず、ただ体は恐怖でブルブルと震え、手は冷たくなっていきました。状況が把握できない中、車から降り車体後部を見るとボディは凹みキズも出来ていました。
相手の方はバックミラーを直していて前を見ていなかったそうです。警察を呼んでもらい、保険会社に連絡し、物損事故として進む予定でした。
しかし時間が立つに連れ、体に異変を感じ始めました。両腕、右足の筋肉の張り、首の痛み、今まで感じたことのない全身の倦怠感、これはおかしいと、迎えに行った母に付き添われ、救急で病院に事故扱いで診察を受けました。
頚部捻挫全治2週間と診断されました。幸い後部座席にいた娘はチャイルドシートにきちんと座っていたのでケガはありませんでした。診断を受け人身扱いに切り替えてもらい、整形外科へ通院し始めました。
痛み止め、湿布薬を処方して頂きましたが痛みは良くならず、首を後ろからガンガンとハンマーで殴られてるような痛みが消えませんでした。
医師のすすめで電気治療をはじめました。15分間肩や首にパットを取り付けビリビリっと電気を送ってもらうのですが、この治療はむち打ちの首によく効く気がして、15分じゃ足りないっと思うくらいでした。電気治療をしたあとは、首が軽くなる感じがしました。
理学療法士さんにはストレッチのような処置をしていただきました。全治2周間の診断でしたが、2週間では治らず、娘を幼稚園へ送ったあと病院へリハビリにと、通院は続きました。整形外科は患者さんの数も多く、待合室で座ることも出来ず立って待つことも多々ありました。
リハビリに通い始めたばかりの頃は、首も痛く体もだるい中、立っているのが辛くキツかったのを覚えています。ですが、リハビリを続けていくうちに徐々に回復しカラーも外せるようになり、首や背中に貼っていた湿布も貼らずに済むようになりました。飲み続けていた増大サプリも再開しました。
事故の瞬間は緊張と恐怖感で、体の痛みを感じにくいと思います。物損事故で処理する前に、一度病院へ受診することは大事だと思います。この事故では、加害者の前方不注意が原因だったと思います。もし、自分がその立場だったらと考えるとゾッとしますが、運転中は基本の基本ですが、余所見はしない!運転に集中だと思いました。