風邪には葛根湯⁉|アイリス茨木整骨院/鍼灸院

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風邪には葛根湯⁉

2018/11/27 | カテゴリー:アイリス茨木整骨院スタッフブログ

 冨永です。最近グンと冷えてきたので、風邪を引かないように皆さんお気を付けてくださいね。

 今日は先日の林先生が驚く初耳学を視て「酷いなーこの構成」と思っていたら同じような事を感じた方の記事を見つけたのでご紹介します。

11/25放送 MBS林先生が驚く初耳学が酷い

職業柄、医療情報番組を暇に任せて見ることが多いが、25日の初耳学の内容は酷かった。
「風邪のひき初めに葛根湯を飲んでも、風邪は治らない」と題し、2014年の京都大学の論文を根拠に葛根湯、意味ないじゃ~ん、とゲスト芸能人に叫ばせる、という趣向だが、テレビの前でちょっと待て待て、と思った人も多いのではないか。

風邪のウィルス本体をやっつけるわけではないから、風邪は治らない、という論理だが、どう見てもおかしいでしょ。風邪の症状が抑えられれば、早く日常生活に復帰でき、免疫でそのあとはカバーできるのでOKでいいではないか。

それで、肝心の論文だが、風邪の症状を抑えなかった、と言っているわけではなくて、重症化抑制に効果を認めなかった、正確に言うと22.6%の被験者に重症化抑制効果がなかった、という結論なので、これをどうとるかは判断が難しい。

実際、論文の執筆者は結論で「両群の感冒症状が、それぞれの試験薬(葛根湯と総合感冒薬)により同等に抑制された可能性もある。」と言及している。

そもそもこの論文、穴だらけ。これ1本で葛根湯2000年以上の歴史が証明した効果を否定するには力不足も甚だしい。

穴1 プラセボと比較していない。(葛根湯と総合感冒薬の比較)
穴2 アウトプットが被験者の主観的な日記形式による。
穴3 被験者はポスターやウェブで集められており、漢方診断で必須の「証」が見られていない。
穴4 葛根湯の服薬量が標準より少ない。

穴1,3,4は論文の結論で執筆者が言及しているので、この論文執筆者もまさかテレビ番組でセンセーショナルなネタとして使われるとは思わなかっただろう。

ゲスト医師が風邪薬なんか飲まずに、家で水分、栄養とって身体あっためて安静にしておけばいいのよ、と答えていたが、葛根湯の主要な作用の一つが「身体をあっためること」なんですけどぉ、とテレビの前で突っ込んだ人は多いはず。

こうした番組を見るたびに、制作関係者は論文の概要も読まずに作ってるのだろうか、と疑ってしまう。(概要なら5分で読める)
医師にしても見方は様々なので、せめて違う立場のセカンドオピニオンくらいは聞いたほうが良いのではないか。

こういう吟味の足りない不十分な情報を電波で乗せられると、困るのは現場の医療関係者で、明日から「葛根湯、効かないのに、なんで出すんですか!」とか言われちゃうのですよ。
「テレビでやってた」というのは結構な権威なもので。
張りぼてですけど。

インパクト狙いもやりすぎると深手を負う、ってテレビ局はいつになったら学ぶのだろうか。

件の論文←ここからPDFが見れる。

引用元:https://blogos.com/article/341044/

 どうですか?テレビ番組を視ただけだと物凄く印象操作されてしまいますね。

 私は鍼灸師ですが登録販売者というドラッグストア(薬店)の資格も持っていて漢方薬の勉強なんかもしています。

 普通にこの論文を読んだら、葛根湯も総合感冒薬と同程度に風邪に効果があるという結論ですね。

 更に、風邪のウィルス本体をやっつけるわけではないから、風邪は治らないってのは殆どの風邪薬がそうな訳で・・・

 風邪には葛根湯のイメージが強いですが、漢方薬治療では鍼灸治療と同じで風邪という括りの中でも「証」というその人の体力や病状、進行具合などに合わせて様々な種類の漢方薬を用います。

 鍼灸治療や漢方薬治療、薬膳などではこの「証」を立てて治療する「弁証論治」というのが基本になります。

 風邪の場合なら

風邪の治療で用いることの多い漢方薬

急性期
実証 麻黄湯(体力充実して、寒気があり発熱、頭痛、咳があるの方の風邪、鼻かぜなど)
葛根湯(体力中等度以上の方の風邪の初期(無汗)、鼻かぜなど)
小青竜湯(体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様のたんを伴うせきや鼻水がでる方の風邪、鼻炎など)
桂枝湯(体力虚弱で、あせが出る方の風邪の初期)
麻黄附子細辛湯(体力虚弱で、手足に冷えががあり、ときに悪寒がある方の風邪)
真武湯(体力虚弱で、冷えがあって、疲労倦怠感がある方の感冒など)
香蘇散(体力虚弱で、神経過敏で気分がすぐれない方の風邪の初期など)
虚証
慢性期
実証 麻杏甘石湯(体力中等度以上で、せきが出て、ときにのどが渇く方の感冒など)
柴胡桂枝湯(体力中等度又は虚弱で、ときに微熱・はきけがある方のかぜの中期から後期の症状など)
竹茹温胆湯(体力中等度の方のかぜ、回復期に熱が長引いたり、せきやたんが多いものなど)
補中益気湯(体力虚弱で、元気がなく、胃腸の働きが衰えて、疲れやすい方の感冒など)
など
虚証

風邪というのは、かかっている時期で症状がどんどん変わっていきます。したがって、上記のような薬は、風邪を引いている間ずっと使い続けるというより、症状に応じて次々と変えていくという方法がとられます。
漢方の診察では、独自の「四診」と呼ばれる方法がとられます。一見、風邪とはあまり関係ないように思われることを問診で尋ねたり、お腹や舌、脈を診たりすることがありますが、これも風邪の根本的な原因を探るために必要な診察です。

引用元:https://www.tsumura.co.jp/kampo/nayami/kaze01.html

といった形で状態に合わせた漢方薬を選ぶようになっています。

 鍼灸治療では風邪の際の背筋がゾクゾクするのは首の付け根の「風門」というツボから風(外気)と共に冷えなどの邪気を引き込むと考えられています。だから、風邪は「引く」ものなんですね。風邪の予防にはこの「風門」のツボにせんねん灸などを行うのが良いですよ。

冨永 健一


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